2014-06-11

逗子・ととら堂さんでのイベントが始まりました。
奥の小屋スペースの一角で、様々なテクスチャーの糸、
引き揃えて編む為の糸セット、
ラフィアの刺繍キットなどをご紹介しています。

初日の昨日はすかっと晴れた、夏休みみたいな一日。
昼間の時間にととらさんに行ったのは初めてですが、
天井からも窓からもさんさんと太陽の光が差しこみます。
でも、夕方は夕方で辺りが小屋感が増してまたいいのです。
そんな、明るい日中と夕方に編み物ワークショップを行いました。
2本、3本と糸を混ぜて編むのは、編み物というより、
布を作るという感覚に近く、
既成の糸では味わうことのできない質感、色彩が生まれます。
糸を混ぜるだけあって、目を拾うことに慣れるまでには訓練が必要で、
もくもくと作業に取り組む中、時々聞こえる、
ため息、青息吐息に、私は止まらぬ汗。
でも、暗闇のトンネルはいつまでも続くもんじゃありません。
編み進めていくうちに、見えにくかった編み目が見えてくるようになって、
目の前で布は出来上がっていくわけで、じわじわと達成感もあり、
皆さんに笑顔が戻ってきました。

普通の糸で編めば、それは一番の近道ですが、
負荷をかけて遠回りしなければ、見えなかった景色(編み地)です。
ちょっと、気が遠くなる内容でもありましたが、
横須賀線終点の地・逗子の皆さんの懐の広さにも支えられて、
思い出に残る、夏休みのような一日になりました。
ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。
会期中は、この、ちょっと遠回りな糸セットも販売しています。

そして、週末にはラフィア刺繍のワークショップです。
試作を重ねる度に刺す回数が増え、最初は2mくらいの長さだったラフィアも
今では、5m分刺すようになり、どんどん緻密になってきています。
あまりこう書くと、また気が遠くなりそうですが、
刺す面積は小さいので、目的地ははっきりしてます。
13日(金曜)、14日(土曜)各日18時からの開催です。
どちらもあと1〜2席ほどのご用意できます。